海外在住 イタリアでインデックスファンドを買おうとしてやめた話

この記事を書いた人

イタリア人の夫を持つ在伊日本人妻。イタリアにて女の子を出産
在伊歴は5年程経つが、いまだにイタリア語初心者(!)
イタリアで日本人の為の情報を探すのは本当に大変・・・
というわけで忘備録を兼ねたイタリア生活情報を発信していきます。



サトウ

日本ではNisaやiDeCoが流行ってきたようで、私の日本人の友人の中でもぽつぽつ始める人がでてきたようです。

自分はイタリア在住なので、iDeCoのみ選択可能!

私たち夫婦は老後に日本帰国の予定があるので、iDeCoは良いかも~となってたのですが、60歳になるまで資産を引き出せません。

となると老後資金には良いのだけど、子供の教育資金には使えない・・・

そういえば子供の教育資金・・どうやって貯めよう・・・この際だからイタリアで投資したらどうなるんだろう?とイタリアでETFを購入する方法を調べました。

私自身は投資初心者なので、あくまで参考程度に読んでください。投資の判断はご自分でしっかりご確認の上決めてください。

しかも最終的には購入はしないことにしました。

が、それに至る道のりをブログに書いておきます。

最初に引っかかった問題は、イタリアでインデックスファンドは買えるのかどうか・・・

色々調べたあげく、買えるとか買えないとか、どっちなんだい状態になり、ここにたどり着きました。

https://curvo.eu/article/invest-etf-italy
ほとんどの情報はココに書いてありますね。助かる・・・買えるみたいです。

私は全世界株派なので、調べている段階ではVT(Vangurad Total World Stock Index Fund ETF)を買おうと思っていたんです。その為に1週間程コツコツ情報収集して、いいじゃんいいいじゃん!eToroで買おうぜ!となっていたのですが・・・

どうやらヨーロッパではMiFID Ⅱ(EU域内の金融市場に対する包括的な規制)によって、アメリカのETFは購入できないようです(マジかよ・・・私の1週間・・・)
(MiFID Ⅱに関しては詳しい所はよく分からず、ヨーロッパ外に住んでいたヨーロッパ人が帰国時にアメリカ産のETFを売らなければならなかったという投稿を読んだだけなので、買いたい人はもうちょっと調べても良いかと思います。)

じゃぁなんでeToroで買えるの?と思ったのですが、eToroは所在地がイスラエルだからですかね。よくeToroと比較されるDEGIROという証券会社の方はオランダ拠点の為、やっぱりVTは売ってなかったです。
ということは知らずにeToroで買っちゃったらどうなってたの・・・?とちょっと不安になったので、この段階でeToroはやめて、DEGIROにしておこう・・・と考えてました。(結局それもやめるのだけど)

というわけで、アメリカではなくてヨーロッパで売っているインデックスファンドを買うしかない!(となると日本語の情報は皆無…辛い)

そこで調べた結果、VTと似たインデックスファンドは
VWCE (Vanguard FTSE All-World UCITS ETF (USD) Accumulating)

SWDA ( iShares Core MSCI World UCITS ETF USD Accumulating)
(又はIWDAIWDAは同じものらしいのですが、違いはよく調べてません←おい)

私はなぜか特に理由もなくVanguard推しなので、じゃぁVWCEを買おうぜ!と調べる事にしました。

(常に買う気満々だった過去の自分)

VWCEDEGIROで買う場合、手数料はいくらなんだろ?と調べたところ、ここのサイトに詳しく載っていました。

https://curvo.eu/article/degiro-core-selection-etf
(こんなに親切にのっているサイト、日本以外で初めて見ました笑)

DEGIROで分からなかったのが、Fair Use Poricyの所です。

https://www.degiro.ie/fees/etf-core-selection#fair-use-policy

VWCE自体はCore Selectionの中に入っているので購入時手数料は1ユーロのはずですが、2回目からは1000ユーロ以下の買いの場合、手数料が3ユーロ、それ以降の購入手数料が永遠に3ユーロに変わるってことですかね。(とんだトラップを仕掛けてきますね)

この時点で私は非常に不安になりましたが 引き続き調査を続けました。

VWCE自体の運用管理費用は0.22%、うーん、まぁ・・・ちょっと高い気もするけど許容なんですかね、次に進みましょう(日本のeMAXIS Slimの方は0.05775%)

売買委託手数料は1ユーロ(日本のSBI証券で買った場合、171円ですかね)
この上に、為替コスト0.25%

税率1.32%(一体何にかかるんだ)

キャピタルゲイン税が26%

印紙税0.20%・・・

トービン税(何それ)0.20%
https://curvo.eu/article/taxes-italian-investors

しかもなんかイタリア政府に申告する書類があるらしい・・・

https://curvo.eu/article/degiro-tax-return-italy


ここまで来た時点で、

よし。やめよう!

となりました。(もうちょっと先に決断できなかったのか自分)

正直、初心者の私にはハードルが高すぎました・・・・

投資家の皆さんはこのハードルを越えていくという事?いや・・すげーな・・・
これは無理無理!私の知能指数では手が出せないよ

と思ったのですが、性懲りもなく

じゃぁイタリアの証券会社で買えばいいんじゃない?

と謎の発想転換をしたところ、

今度はもっとひどくて笑

どこの証券会社とは書きませんが、購入時手数料1ETFにつき、2.95ユーロ、売買委託手数料(月額)19ユーロかかると書いてあり

いや!これどう転んでも負けるじゃん!!!汗

というわけでやっぱり

やめる事にしました

ああ、私の調べた時間が・・・

こんなに複雑な上にここまで税金がかかるんじゃリスクに対するリターンが低すぎる(私が投資初心者だからですかね、すみません)

イタリアで投資するのはやめて、iDeCo一本にしておこう、と思ったのですが、iDeCoを買うと日本で投資している事をイタリア政府に申告しないといけません。

私はまだiDeCoの口座を開設していないので、また次の機会に記事にしたいと思います。

今回大変お世話になったのがこちらのサイトです。

https://curvo.eu

何でも書いてあって助かりました・・・投資を支援するためのサイトを読んだ結果、やめるという結果になってしまいましたが

感謝はしています笑

後は現地の声が載っていたのがこのサイト
https://www.reddit.com/r/ItaliaPersonalFinance/

このサイトはたまたま検索で引っかかったのですが、2ちゃんねる的なものですかね?

現地の声が見られるというのはとても良かったのですが、皆その道進んで大丈夫?という感じも否めなかったです笑

長くなりましたが以上です。この記事需要あるのかな・・・

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