調理時間:50分
タコってどうやって茹でればいいんだろう…イタリア人も同じ疑問を持ちます。しかし案ずるよりも産むが易し、複雑な作業ではありません。今回はイタリアンでのタコの茹で方を紹介します。サラダにしても炒めてもおいしく、タコは地中海の食卓で愛され続けています。ギリシャの風習のように、岩の上で激しく叩いたり、風に当てて放置している時間がない方は、冷凍や生鮮のものを購入して冷凍しておくと便利。繊維が切れてさらに柔らかくなります。ベストサイズは800gから1キロ半と幅があります。それではタコを茹でていきましょう。
ゆでダコ: 材料(4人分)
・タコ: 800g (1) |
・レモン: 半分 |
・セロリ: 2茎 |
・水: 2l |
・イタリアンパセリ: 15g(1束) |
❶鍋に2Lの水、イタリアンパセリ、セロリ、レモンを絞り、絞ったレモン本体も投入し、強火で火にかけます。この間にタコの下処理をしていきましょう。
❷タコの頭をひっくり返して、中のワタを取り除きます。斜めに切り込みを入れて目をくりぬきます。クチバシ(カラス)は足の付け根に浅く切り込みを入れて、包丁の先端でくりぬいていきます。(クチバシはするどいので手を切らないように気を付けてください。)
❸鍋のお湯が沸騰したら、タコの頭を持って、足先だけをお湯につけて数回上下させます。こうすると足先がきれいに丸くなります。足先が丸くなったらそのままお湯につけて茹でていきます。
❹沸騰してから20分から25分ほど煮込んでいきます。この間に表面にアクが出てくるので取り除きます。
❺この後火を消し、鍋に蓋をして40分ほど休ませれば出来上がりです。出来上がったタコは冷やしてサラダにしたり、グリルで焼いたり様々な料理に応用が利きます。(グリルで焼く場合は皮の弾力とハリを保つために、一度冷やしてから使用しましょう)調理の際に出たゆで汁はパスタソースの出汁として使うと風味が豊かになります。また、ジャガイモを茹でる際に使用する事もおすすめです。
新鮮なタコを購入した場合、1週間程冷凍しておくと繊維が切れて口当たりも柔らかくなります。冷凍されたものを購入する場合は800g~1.5キロ程のサイズがお勧めです。今回は800gのタコを使用しましたが、サイズが違う場合は200gごとに10%材料を増やしていけばOKです。ゆでだこにしてから2日間ほどは味も変わらずおいしくいただけます。
茹でダコを使ったレシピ