作業時間:4日以上
秋になると食べたくなるマロングラッセ、イタリアでもちょっと高級なお菓子として知られています。お店で買おうとすると中々なお値段がしますがそれもそのはず、結構な手間暇がかかっています。しかし工程自体はシンプルでご自宅でも作る事ができます。
マロングラッセ: 材料
栗: 500g | グラニュー糖: 700g~ |
ラム酒: 30cc | |
ガーゼ、爪楊枝、糸 |
下準備
栗を半日から一晩、水につけておきます。
マロングラッセ 1日目
鬼皮をむいていきます。乾燥すると割れてしまうので、むけたものはすぐに水につけておきましょう。
渋皮をむいていきます。熱湯に30秒から1分程、栗を1、2個ずつ茹でていきます。渋皮は熱いうちが一番むきやすいので、熱湯からあげたらすぐに作業をします。火傷しないように気を付けながら、ナイフや爪楊枝を使ってむいていきましょう。栗によっては簡単にむけるものと、中々むけないものがあります。一度でむけない時はもう一度お湯につけてみてください。
渋皮がむけたら栗をガーゼで包み、糸でしばります。こうすることで栗が割れにくくなります。鍋に栗を隙間なく敷き詰めていきましょう。栗が全部浸る位に水を入れて火をつけます。沸騰する手前で弱火に切り替えて90分~2時間程煮ていきます。(強火のまま煮てしまうと栗が割れてしまいます。)煮ている間に水量が下がってしまったら、お湯を付け足して下さい。
栗が柔らかくなったことを確認し、グラニュー糖を500g入れて弱火で溶かします。溶け切った事を確認し、栗が乾燥しないようにキッチンペーパーをかぶせます。これで1日置いておきましょう。(水分を飛ばしたいので蓋はしないようにして下さい)
マロングラッセ 2日目~
次の日、グラニュー糖を50g付け足して、弱火で溶かします。沸騰させないように気を付けてください。この「グラニュー糖を加えて弱火で溶かし、キッチンペーパーをかぶせて1日置いておく」という工程を何日間か繰り返します。数日経つと、鍋のふちに砂糖が固まってきたのが見えてきます。ここでラム酒30ccを入れてグラニュー糖と一緒に弱火で溶かします。
8日目、水面に砂糖が再結晶化しています。(日数は前後する事があります)この状態になったら、弱火で火にかけます。沸騰する前に火を切り、鍋から栗を取り出して、ガーゼを取っていきます。熱いので火傷しないように気を付けてください。網に載せて乾かしていきます。これで半日から1日程置いて栗を乾かしていきましょう。これで栗が乾けばマロングラッセの完成です。